夢を見続ける、ということを続けると。

私は小さい頃から、夢を見ることが好きでした。将来の夢、というのではなく、夢のような世界、といった方が正しいかもしれません。私はそれを、なんとかアウトプットしたいと思って、「物語を書く」という手段をとりました。幼少期から本に囲まれた生活をしていたからでしょうか。それは何の違和感も無く、確かな方法に感じられて、今でもそれはずっと続く習慣として、私の中に身についています。そして私は、現在ではその小説を書くことを趣味として語れるほど、小説執筆の世界にどっぷりとはまり込むことになりました。

長編を書き、時間が無いときは短編を書き。常に頭の中にある世界を、パソコンの画面に表出させ続けるのです。自分の中にぼんやりとある世界が、そこで確かな形を持って結実するということ。そこに伴う快感は、かいた人間にしか分からないものがあります。小さい頃から見続けていた、夢の世界。それが今では、夢では無く、そこに確かな世界として存在する。そんな素晴らしいことって、他にあると思いますか? 私はそう思って、今日もパソコンを前にして、夢を見続けるのです。頭の中で世界が息づく限り、私の手が、止まることはおそらく、無いのでしょう。